振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
部屋には二人の笑い声がゆっくり響いていた。
風邪で少し弱っている光くん。
そんな光くんを看病する私。
それは、今まで知らなかった中学の時とはまた違う、
恋人らしい時間だった。
そして私は心の中で、小さく願う。
(早く元気になってね、光くん。)
(元気になったら、今度は二人で思い切りデートしようね。)
夕日がゆっくり沈んでいく部屋の中で、光くんは幸せそうに微笑んでいた。