振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
そして放課後になって委員会が始まっても、時計ばかり気になってしまう。
(早く終われ……。)
議題なんて、ほとんど頭に入ってこない。
「篠宮。」
「……はい。」
先生に名前を呼ばれて、慌てて返事をする。
「ぼーっとしてるぞ。」
「あ、すみません。」
教室のあちこちから小さな笑い声が聞こえる。
(だめだ。)
今日は本当に集中できない。
頭の中は、澪ちゃんのことでいっぱいだった。
駅前で待っているだろう。