振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
光side


澪ちゃんのジュースを持っていこうと自動販売機の前で立ち止まる。

「……はぁ。」

小さく息を吐いて、額に手を当てた。

落ち着け。

心臓がうるさい。

さっき部屋で名前を呼んだだけなのに、あんなに動揺するなんて。

「澪ちゃん……。」

思わず口からこぼれた名前に、自分で苦笑する。

口に出して呼ぶのは何年ぶりだろう。

2年だ。

たった2年なのに、めちゃくちゃ長かったな。

中学を卒業して高校も違うと知った日。



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