振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。
「おい。」

樹が小さく呟く。

「なんだよ。」

「またあの子のこと考えてるだろ。」

「別に。」

「嘘つけ。」

図星すぎて、何も言い返せない。

そのときだった。

「はい、静かにー。」

担任が教壇に立つ。

「今日は連絡がある。」

教室の空気が少しだけ引き締まる。

「来月、合同文化祭が開催される。」

その瞬間、クラスが一気にざわついた。

「やった!」

「今年もあるのか!」

「どこ来るんだ?」

先生はプリントを見ながら続ける。


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