学校の人気者は私だけを離してくれない【続編】
その言葉に。
紗羅は高校生だった頃を思い出した。
校舎裏。
震える声。
『好きです。私と付き合ってください。』
あの一言がなければ。
今の幸せはなかった。
帰り道。
家族三人で手を繋ぐ。
真ん中には陽菜。
右には冬人。
「紗羅。」
「ん?」
「これからもよろしく。」
何年経っても。
結婚しても。
子どもが生まれても。
冬人の一番大切な人は変わらない。
「こちらこそ。」
夕日に照らされながら。
二人は笑い合った。
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