親友になった日
ガヤガヤと騒がしい教室。既にグループで固まっている女の子たち。

友利彩夏(ともり あやか)は、高校一年生だ。でも思い描いていた高校生活とは違い、教室の隅っこでひとりぼっち。

入学式から半年が経つというのに、気軽に話せる友達は誰もいない。
元々引っ込み思案な彩夏は、自分から話しかけにいくのに勇気が必要なタイプだ。

(はぁ〜…同じ中学だった子とはクラスが離れちゃったし……知ってる人が誰もいないよ)

周りの子はすぐに意気投合し、放課後に遊びに行くまで進展している。

花の高校生。彩夏も密かにそんなことしてみたいなと思っていた。現実は難しい。

彩夏はスマホを取り出すと、大好きな少女漫画を読み始めた。
小学生の頃から少女漫画や恋愛漫画が大好きで、暇があれば常に読んでいる。

去年は受験勉強が大変であまり読むことができていなかったので、今年はたくさん読むぞと意気込んでいた。

中学生の頃は同じ恋愛漫画好きの友達が数人いたが、全員と高校が離れてしまった。
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