~KissHug~
  この風呂も汚かったよ…

そう思いながら
きれいになった風呂に満足しながら
浸かった。

   ん~極楽~

外で芳樹がバタバタ動いている。

  私無防備にこんなことして
  まさか入ってこないよね…
  あ、どうしよ。

少しドアを開けて叫んだ。

「絶対、入ってこないで!!」

「え?なに?」
芳樹が顔を出した。

「きゃ~!!絶対見ないでね!!」

そう言ってドアを閉めた。

「わかってるよーバスタオルを探してたんだ。
みんな洗濯しちゃったからさ…」

「えー?困る!早く探して!!
だって、タオルもないんだよ。
シャンプーと石鹸だけだもん。
もうあがるから何でもいいから探してね~」


「探してるって~
でもなんもないんだ~」

「洗濯ためすぎなんだもん~」


芳樹の影にドキドキしながら
体と髪の毛を洗い終えた。

そしてまたお湯につかった。


ドアを少し開けて
「まだ~?」

「うん。」

さすがにのぼせてきた………



「もう~ダメだ~」


「ぷーちゃん、これでどう?」


ドアを少し開けたら

タオル地のスウエットスーツに
マスクを目にして
立っていた。


「それは、どういうことで?」
  だめだ~フラフラしてきた

「全然見えないから、これで…」

「それはだから…
…いったい……」

目の前が真っ暗になった。


「信じられ…な…い…」

完全にのぼせてしまった。
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