~KissHug~
「千鶴さんとデートしてるの?」

「うん……」

「そっちは?」

「芳樹忙しいから、最近はメールと
電話かな~」

「いつ会ってるの?」

「講習会終わってから。」

「どんなとこ行くの?」

「そこのショッピングセンターとか…
千鶴の家とか……
芳樹の家とか行ってるんでしょう?」

「最近は、会ってない。」

「会ったらさ、どんなことしてる?」

「別に……
そっちこそ千鶴さんとどんなことするの?」


「ぷくちゃんと同じことだよ…」

「嘘つき…私よりすごいことしてるくせに…」

「ん?こんなこと?」


そんな会話をしながら
私たちはキスを繰り返した。
素良とのキスは刺激的だった。


「この前は、ごめんな。」

「もう、言わないで……」


「芳樹に見つからなかった?」

「残念ながらね…」


吐息が甘く
身体を熱くする


  素良 私のこと好き?

そう流れのまま聞いてみたかった。
うん…って
言ってくれたら
このまま流されてもいいと思えた。
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