~KissHug~
「お茶碗は、私が洗うね~」

満腹な体を
「よいっしょ」と立たせた。

「よいっしょ…って…」

「ついつい…」


芳樹が原をかかえて大爆笑した。

「なんかのCM生で見た感じ~」


スポンジを泡たたせながら

「なんか、芳樹の前では
み~んな出ちゃう、私が・・・
幻滅するでしょ?
最後はオナラもするから……」



「オナラ?」

芳樹は私の後に立って

「オナラだけは、結婚してからだな~」

そう言って、首筋のネックレスの
留め金にキスした。

私の腰に手をまわして
後から抱きしめた。


「お皿割れちゃうよ。」

芳樹は首筋に唇を這わせる。

「歩来の首って色っぽい。
ずっとドキドキしてたんだ…」

私はお茶碗洗いに集中した。
時より腰が砕けけそうな
快感が襲う。

「カレーくさいんですけど~」

わざとにそう言った。


芳樹は何も言わない。
ただ私を抱きしめて後から
私に魔法をかける・・・・・



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