~KissHug~
治樹はバイクを走らせた。
後に春江を乗せた。
もしかして、こんなことになるかもって
メットを持ってきた。


春江が
「最後に、ハルと思い出作りたい」
そう言った。

「俺?ヨウが可哀そうだぞ。」

「言わないで。
わかってるわ。
自分がすごくひどいことしてるって。
だから、今はヨウを忘れたい。」


「ハルが初恋だった。
だから、ハルと今夜だけ一緒にいたい。
引っ越す前の想いでにする。」


治樹の腰にしっかりしがみついて
春江と風を切った。


とりあえず海を目指した。

背中に感じる春江が
柔らかかった。

相棒
弟の彼女……………………………
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