悪霊配信アプリ
足音を殺してリビングの奥にある棚へと向かった。
おばさんたちがここに通帳と印鑑を保管していることは知っていた。
そっと開けてスマホのライトで中を照らしてみると、おばさんたちの通帳の他に私の名前が書かれた通帳を見つけた。
けれど、お年玉を貯めている通帳については自分が保管している。
ということはこれはおばさんたちが別で貯めてくれていたものになるんだろうか。
そう考えると胸が熱くなって、やっぱりこんなことやめるべきだと、もうひとりの自分が言ってくる。
こんな優しい人たちを一緒に暮らせているだけでも自分は幸せものだ。
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