悪霊配信アプリ
藍と洋太にはその音も聞こえていないみたいで、さっきから異様な視線を好弘へと向けている。
「助けて! 助けてくれ!」
「好弘、どうかしたの?」
私はわざと冷静な口調でそう質問した。
好弘が血走った目をこちらへ向ける。
「お前ら、アレが見えねぇのかよ!」
「アレって言われても……ねぇ?」
藍へ視線を向けると、藍は何度も頷いている。
「嘘だろ。見えないなんて」
好弘の顔が一瞬にして真っ青に染まる。
そんな好弘を追い詰めるように男がナタを振り上げた。
「くそ!」
好弘は勢いよく立ち上がると屋上から飛び出して行った。
男がその後を追いかける。
一瞬、私も追いかけようかと思ったがやめておいた。
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