悪霊配信アプリ
突然のことで驚いていると、その後ろから男もついて出てきた。
男が歩いたときには草むらが揺れることもなく、突如出現したように見えた。
「どこまで追いかけてくるんだよ……」
好弘の制服は泥で汚れていてあちこち逃げ回っていたことが伺えた。
それでも男は一向に傍を離れないんだろう。
好弘の顔には疲労が浮かび、前髪が汗で額に張り付いている。
好弘がこちらに気が付いて視線を向けてきたその時だった。
不意に目の前の景色が変化した。
これは男の記憶だ。
犯罪者の男の名前は木賀田樹、46歳。
表向きは普通のサラリーマンだったが、アパートに戻れば部屋の中は歴代の猟奇的殺人鬼のスクラップで溢れていた。
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