悪霊配信アプリ
「そんなところでなにしてんの?」
聞きながら近づいていく。
好弘が勢いよく振り向き、私と藍だとわかると明らかに安堵の表情を浮かべた。
「あいつが追いかけてくるんだ。逃げても逃げても、現れる」
「あいつって誰?」
「木賀田だよ! 殺人鬼の木賀田だ!」
藍の質問に怒鳴り返す。
藍はその怒号にビクリと体を震わせて困ったように眉を寄せた。
藍からすればなにがなんなのか、サッパリわからないに違いない。
「とにかく落ち着きなよ」
伸ばした手は簡単に振り払われてしまった。
ピシッと肌を打つ音がして、手の甲に痛みが走る。
「さ、触るな!!」
叫んだ口から臭いがただよってきた。
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