悪霊配信アプリ
このころにはすでに今の親戚に引き取られて、人並の生活が送れていたはずだ。
けれど親戚は転勤族で私の小学校時代、中学校時代はひとつのところにとどまることがなかった。
転校する度に見知らぬ先生と一緒に教卓の前に立ち、挨拶をする。
始めて見る生徒たちはみんな興味津々に私のことを見つめている。
その目も最初の数回まではどうってことなかった。
どんな子と友達になれるのだろうかと期待もあった。
だけど転校を繰り返す内に友達なんてできないんだと悟った。
悟った瞬間、みんなからの目から逃げたくなった。
どうせ友達にはなれない。
今私が見られているのはただ物珍しいからだ。
< 20 / 50 >

この作品をシェア

pagetop