悪霊配信アプリ
どこからかそんな声が聞こえてきて振り向いた。
けれど、誰も私を見てはいない。
それなのに笑い声は聞こえてくる。
「勉強道具も持たずに教室にくるとか、やっば」
「やっぱりさぁ、薬物やってたっていうの、茉莉もなのかなぁ?」
時間が経てば経つほどにクラスメートからの遠慮はなくなっていく。
教室へ戻って2時間ほど授業を受けた後はもう、私にわざと聞かせるような陰口で溢れていた。
「薬物なんてやってないし」
私はそれだけ言うと空っぽの中身のカバンを持って教室から飛び出した。
こんな中に戻るなんて拷問でしかない。
担任教師はきっとこのことに気が付いてもいないんだろう。
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