悪霊配信アプリ
もうほとんど話なんて聞いていなかった。
明日からどうするか決めなきゃいけないし、早く公園に行きたいという気持ちが湧いてきている。
もうあの倉庫へ近づくことはできないし、かといって教室に私の居場所はない。
どこか時間を潰すための最適な場所があっただろうか。
「きになったらこのQRコードを読み込んで試してみて」
男が名刺サイズの厚紙を差し出してきた。
確かに、真ん中にQRコードが印刷されている。
それを見た瞬間、どうして男が私を助けたのはピンときた。
人の弱みに付け込んでアプリに個人情報を書き込ませて、情報を盗むつもりなんだろう。
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