悪霊配信アプリ
この場から一目散に逃げようとする好弘の足に両手を絡ませて引き留めた。
「な、なんだよ」
好弘の引きつった顔が私をとらえる。
その瞳に写っている私の姿は本当に惨めだった。
こんなクソ野郎の足に縋りついて見上げている自分なんて、ヘドが出る。
「仲直りのしるしに写真を撮ってくれない?」
「写真? そんなの別に必要ねぇだろ」
好弘はどうにかここから脱出しようとしているが、させるもんか。
「私昨日気が付いたんだけどね、みんなと一緒に撮った写真を一枚も持ってないんだよね。それに、みんなは中学から一緒なんでしょう? でも私は違う。なんだか寂しいなって感じちゃったんだよね」
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