札束でビンタから始まる怪力令嬢の勘違い契約結婚~お飾りの妻は最高です~
けれどプライドだけは高く、すぐに泣き出すか怒り出してしまう。
見た目だけで判断して踵をかえすものもいた。
中には上から目線で嫁いでやると意気込んできた貴族の令嬢もいたが、ロベールの容姿や発言で怒り帰っていった。
それがサンドラ・グミーダだった。
(……グミーダ伯爵家もそろそろ限界か)
裏事情を知っているロベールは彼女がここに来た背景が想像できた。
本当は子どもさえ産めるならどんな人物でも構わない。
そう言い聞かせていたが、子どもの頃の自分が袖を引くように引き止めてくる。
どうせ死ぬのだから誰でもいいという思いと、できるならこれ以上自分のような不幸な子どもを増やしたくないという思いがせめぎ合っていた。
幸せな結婚を夢見ているわけではないけれど、幸せでありたかったという気持ちは消えはしない。
(俺は愚かなのだろうか……運命に抗うことなど不可能とでも?)
そう思うと笑いが込み上げてくる。
自分で矛盾していることをしているのはわかっていた。
こんなことをしても悪評を広げるだけで意味がないこともだ。
だけど覚悟を持って自分から手を伸ばして欲しかった。
なるべく生きてほしいと思ってしまうのは汚いエゴなのだろう。
見た目だけで判断して踵をかえすものもいた。
中には上から目線で嫁いでやると意気込んできた貴族の令嬢もいたが、ロベールの容姿や発言で怒り帰っていった。
それがサンドラ・グミーダだった。
(……グミーダ伯爵家もそろそろ限界か)
裏事情を知っているロベールは彼女がここに来た背景が想像できた。
本当は子どもさえ産めるならどんな人物でも構わない。
そう言い聞かせていたが、子どもの頃の自分が袖を引くように引き止めてくる。
どうせ死ぬのだから誰でもいいという思いと、できるならこれ以上自分のような不幸な子どもを増やしたくないという思いがせめぎ合っていた。
幸せな結婚を夢見ているわけではないけれど、幸せでありたかったという気持ちは消えはしない。
(俺は愚かなのだろうか……運命に抗うことなど不可能とでも?)
そう思うと笑いが込み上げてくる。
自分で矛盾していることをしているのはわかっていた。
こんなことをしても悪評を広げるだけで意味がないこともだ。
だけど覚悟を持って自分から手を伸ばして欲しかった。
なるべく生きてほしいと思ってしまうのは汚いエゴなのだろう。