恋の終電列車
2.やみつきカルパスと突然の再会
INADAの定休日は火曜日と水曜日だ。普通の会社員やサラリーマンの人達とは違い、リフォームのSHOWROOMは土曜日、日曜日、祝日はかき入れどきだ。だから、一般的な会社員の人達とは休日も合わないのが現状だ。
今日はSHOWROOMの定休日の火曜日。私は休日の買い物に出に近所のスーパーを訪れていた。私のお気に入りのスーパーは上平ストアだ。小さすぎず、大きすぎないこのスーパーが私は気に入っていた。
「私のお気に入りは…」といつものお気に入りのつまみが並んでいる棚に手を伸ばす。
「あった。お気に入りやみつきカルパス」とやみつきカルパスに手を伸ばした時…
自分よりも背の高い誰かが私よりもさきにやみつきカルパスに手を伸ばした。
見上げると中々イケメンな黒髪に短髪の男の人が私を見下ろしている。
「あっ、先にすみません…」と謝る男の人の顔に何となく見覚えがあった。どこで会ったんだっけ⁈思考を巡りに巡らせ、私はある一つの結論に行き着いた
「もしかして…この前の駅員さん⁈」
こんな偶然あるのだろうか⁇まさかあの時私を救って気持ちを楽にしてくれた駅員さんにこんな近所でまた再会するなんて⁈
「んっ⁇あー。あの凄く酔い潰れて終電まで乗っちゃったあの荒れてた女の人⁈」
思い出すだけで顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなる…あの時は酔い潰れてとんだ醜態を晒した挙句、泣き出し、よろめいた所を受け止めてもらい、私を立ち直らせる元気の出る言葉をくれたのだ。
「あの時は有難うございました。あの後お礼を言おうとまた駅まで行ってみたけどどこにも姿がなくて、結局お礼も言えないまま帰ってきてしまいました。」
深々と頭を下げて謝る私にあの時の駅員さんは少し戸惑っている。今日は仕事のないオフの日なのか、私服姿も何だか新鮮だ。明らかに私よりも若いであろうまだ20そこそこの見た目に、服装は黒のパンツに白いTシャツにグレーの長袖シャツとラフな格好をしている
「そうだったんですか⁉︎わざわざ僕に会いにきてくれてたんですね。でも、あの駅に行っても僕には会えなかったかも…実は僕…駅員じゃなくて、あの駅に隣接する交番の職員なんです。あの日はあの駅の駅員さんから通報を受けて、酔い潰れて寝ちゃっている人がいるから来て欲しいと通報を受けたんです。酔い潰れてる貴方にとっては、駅員の服も警察の服も同じに見えたのかも⁇だから、駅の職員を探しても僕はいなかったという訳です。」
意外すぎる言葉に耳を疑わずにはいられなかった。まさか駅員さんだと思っていたあの人物は、交番のお巡りさんだったなんて⁉︎
確かにあの時駅員さんと勘違いしそうな黒い服を着ていた。私は驚きを隠せず口をあんぐりと開けたまま開いた口が塞がらない。まさか私はお巡りさんのお世話になっていたなんて…。
「お巡りさんだったんですね⁈私はてっきり駅員さんだとばかり…兎に角あの時はすみませんでした。とんだ醜態を晒してしまい、慰めの言葉までかけてもらってしまって多大なるご迷惑をおかけしました」
やっぱり深々と謝る私はお巡りさんはクスッと笑っている。私は恥ずかしくなってこの場から去りたい気持ちになった。
「いえいえ。あの時は大分自暴自棄になって荒れてたから、その後大丈夫だったか気になってたんです。僕は仕事上当然の事をしただけなので気にしないでください」
仕事だから当然のことをしたまでだと言うフレーズが心にぐさっと突き刺さった。目の前のこの人は、仕事場職務を全うしただけなのだ。少しでもロマンスを予想してしまった恥ずかしい自分を殴ってやりたいくらいだった。
今日はSHOWROOMの定休日の火曜日。私は休日の買い物に出に近所のスーパーを訪れていた。私のお気に入りのスーパーは上平ストアだ。小さすぎず、大きすぎないこのスーパーが私は気に入っていた。
「私のお気に入りは…」といつものお気に入りのつまみが並んでいる棚に手を伸ばす。
「あった。お気に入りやみつきカルパス」とやみつきカルパスに手を伸ばした時…
自分よりも背の高い誰かが私よりもさきにやみつきカルパスに手を伸ばした。
見上げると中々イケメンな黒髪に短髪の男の人が私を見下ろしている。
「あっ、先にすみません…」と謝る男の人の顔に何となく見覚えがあった。どこで会ったんだっけ⁈思考を巡りに巡らせ、私はある一つの結論に行き着いた
「もしかして…この前の駅員さん⁈」
こんな偶然あるのだろうか⁇まさかあの時私を救って気持ちを楽にしてくれた駅員さんにこんな近所でまた再会するなんて⁈
「んっ⁇あー。あの凄く酔い潰れて終電まで乗っちゃったあの荒れてた女の人⁈」
思い出すだけで顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなる…あの時は酔い潰れてとんだ醜態を晒した挙句、泣き出し、よろめいた所を受け止めてもらい、私を立ち直らせる元気の出る言葉をくれたのだ。
「あの時は有難うございました。あの後お礼を言おうとまた駅まで行ってみたけどどこにも姿がなくて、結局お礼も言えないまま帰ってきてしまいました。」
深々と頭を下げて謝る私にあの時の駅員さんは少し戸惑っている。今日は仕事のないオフの日なのか、私服姿も何だか新鮮だ。明らかに私よりも若いであろうまだ20そこそこの見た目に、服装は黒のパンツに白いTシャツにグレーの長袖シャツとラフな格好をしている
「そうだったんですか⁉︎わざわざ僕に会いにきてくれてたんですね。でも、あの駅に行っても僕には会えなかったかも…実は僕…駅員じゃなくて、あの駅に隣接する交番の職員なんです。あの日はあの駅の駅員さんから通報を受けて、酔い潰れて寝ちゃっている人がいるから来て欲しいと通報を受けたんです。酔い潰れてる貴方にとっては、駅員の服も警察の服も同じに見えたのかも⁇だから、駅の職員を探しても僕はいなかったという訳です。」
意外すぎる言葉に耳を疑わずにはいられなかった。まさか駅員さんだと思っていたあの人物は、交番のお巡りさんだったなんて⁉︎
確かにあの時駅員さんと勘違いしそうな黒い服を着ていた。私は驚きを隠せず口をあんぐりと開けたまま開いた口が塞がらない。まさか私はお巡りさんのお世話になっていたなんて…。
「お巡りさんだったんですね⁈私はてっきり駅員さんだとばかり…兎に角あの時はすみませんでした。とんだ醜態を晒してしまい、慰めの言葉までかけてもらってしまって多大なるご迷惑をおかけしました」
やっぱり深々と謝る私はお巡りさんはクスッと笑っている。私は恥ずかしくなってこの場から去りたい気持ちになった。
「いえいえ。あの時は大分自暴自棄になって荒れてたから、その後大丈夫だったか気になってたんです。僕は仕事上当然の事をしただけなので気にしないでください」
仕事だから当然のことをしたまでだと言うフレーズが心にぐさっと突き刺さった。目の前のこの人は、仕事場職務を全うしただけなのだ。少しでもロマンスを予想してしまった恥ずかしい自分を殴ってやりたいくらいだった。