余所者-よそもの-【 3 】
獏は日中、二人をラボに入れてやった。
カナコはまだぼうっとしている時間が長いし、会話も十分にできない。
それでも二人は幸せそうに彼女の世話をやり、回復を見守った。
獏は一つひらめいた。
「お前ら。一緒に入ってくんな」
二人一緒だとうるさい。
だったら一人ずつ面会に来い、と。
二人は応じた。
ただ。
どちらの頭の中にも、同じような心配事が頭をよぎった。
「お前……俺がいない間にかぁこに触るなよ」
「お前だってママに触るな」