余所者-よそもの-【 3 】
――それから。
私たちは大きな木の下に腰を下ろし、その太い幹に背中を預けて、たくさん話をした。
とりとめのない話から。
最近のAnBar、みんなの話。
Z地区と争ったこと。
結果、千景としぶしぶ行動を共にするようになったこと。
リンコが強い友達を連れてきたこと。
ユキの家はすっかり元通り散らかって、足の踏み場がなくなっていること。
マンションで、ユキが私に作ってもらいたい料理。
そんな話をしながら。
気がつけば。
「………」
――私はユキの肩に頭を預けて、眠ってしまっていた。