真夏の一夜は恋の始まり(新装版)
 私はショックを受けてその場に立ち尽くした。妹とか⁇でも、大一は男兄弟だけのはずだし…⁇職場の人とか⁇職場に女の人はいないくらいだって言ってたし…⁇

 第一一緒に部屋から出てくるとか、親しい間柄じゃないとあり得ない。女の子と部屋から出てくるだけでもショックな私は大一と一緒にいた女の子は誰だろうと思いを巡らせた。

 でも、一番ショックなのは、普段あまり笑わない大一が私以外の女の人といて笑ってることだった…。大一を理解できるのは私だけ。とか、勝手に思ってた自分が情けなくてやるせなくて、涙が出て来てしまった。

 重い足取りでとぼとぼ家に帰り、涙を拭ってスマホを取り出してメッセージを送った。

 『ごめん。私達暫く距離を置きたい。』

 家に帰った私は、会うことも、話すことも、連絡を取ることもしたくなくて、暫く距離を置きたいとだけ伝えた。

 悲しくてその日はずっと泣いた。大一からの連絡もなく音沙汰もない…。

 このまま終わってしまうのかな⁇私は鳴らないスマホをずっと見つめていた…。
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