真夏の一夜は恋の始まり(新装版)
 時間はもう夜になっていた。思えば何も食べていなかった私のお腹はぐ〜と鳴っている。

 「お腹すかない⁇私何か作るよ⁇」と言って私は冷蔵庫を開けた。

 ミネラルウォーターに、お茶、後は缶ビールくらい…。う〜ん⁇見事に何もない…⁇

 「殆ど寮にいないから何も買ってないくらい。」

 成程。じゃあ一緒に買いに行こう。と言って私達は冷蔵庫の中の買い出しに行く事になった。

「冷蔵庫の中に何もないとか大一らしい。一体毎日どうやって暮らしてるの⁇」

 素朴な疑問をぶつけてみた。一体いつもどうやって暮らしているのかが気になってしまう。

 「作らないわけじゃないけど、買い出し行ったりあんまりしないかも⁇泊まりで仕事も多いし、なくてもあんまり困らない。」

 「そうなんだ。じゃあこれからはたまには作りにこようか⁇」

 こんなに殺風景な冷蔵庫じゃ寂しすぎる…。私は何気なく言ったつもりだった。

 「それって…。」
    
 大一はボソッといってまた照れている。今日は照れている大一を見てばかりだ。

 「じゃあお願いする。」

 「大一また照れてる⁇照れすぎ。」と言ってからかうと、「うるさい。」と言われてしまった。

 私達は手を繋いて一緒にスーパーまで買い出しに行った。
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