真夏の一夜は恋の始まり(新装版)

3.仕組まれた再会と不器用男子の心情

 消防1日体験の日から、また2週間が経とうとしていた。たまたま職場が隣町だったという事で、偶然再会してしまった私達だが、その後は何の関わりもないまま、更に2週間が経過していた。

 季節も残暑が少しずつなくなり、過ごしやすい秋へと変わろうとしていた。

 再会して自分の気持ちを必死に打ち消そうと頑張った私だが、大して打ち消しの効果はなく、それならいっそ自分の気持ちを認めてしまえばいいと開き直り、無駄な抵抗はやめる事にした。
 
 でも結局認めた所で何もできないまま時だけが経っていき、今に至るのだった。

 🎵先生さようなら、みなさんさようなら🎵

 今日も子ども達にお帰りの挨拶をして1日の業務が終わる。

 今日は久しぶりに歩美とご飯を食べにいく日だった
この日は保育業務がまだ終わらず、いつもより少し遅れると連絡を入れていた。

 やっと仕事が終わり、駆けつけたのは待ち合わせより30分遅れての到着だった。

 ごめん歩美と連絡を入れてあったが、1人で30分待っているのは苦痛だろうと申し訳ない気持ちになった。
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