短編集〜甘々、逆ハー、無自覚、美少女、ヤンデレ、独占欲、クールいじめ、溺愛、嫉妬〜
「闇姫、闇姫」

 私はリスの姿をした妖精のアルディーリャに起こされた。

「どうしたんだ、闇姫?
うなされていたぞ。
嫌な夢だったか?」

 アルディーリャは、心配そうな表情をしていた。

 私ってば、昔の夢を見ていたんだ。
 どうして、今になって鮮明に思い出すのかわからない。
 忘れかけていたことだったはず。

 きっと、私は過去のしがらみから抜けていない。
 ここには、今があるはずなのに。

「どんな夢・・・見ていたんだ?」

「憶えてない」

 あれだけ、恐怖していたはずなのに、説明できるほどなぜか内容を憶えてなかった。

「本当に、大丈夫か?
顔色も悪いし、今日は休むか?」

「ありがとう。
だけど、私は平気だから」
 
 私は力なく、微笑んだ。

「それに、救いたい人たちもいるもの」
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