君との恋はチョコレートの味がした

女の子

「まいー??」

「どうしたの?早くカフェ行こうよ」

「ごめんごめん。早く行こ」

「うん!」

私、岡本まい。小学6年生。

血液型はB型、誕生日は4月18日。

МBTIはESFJ、領事官だ。

そんなごく普通の私にはある秘密がある。

それは、今隣を歩いている

鵜飼葵。

私の唯一の仲良しの女の子。

でも、一度も親友なんて思ったことはない。

だって

私は葵に恋をしているから。

だけど、つい最近まで本気で好きなんだってあんまり自覚してなかった。

怖いから。

自分が人と違うと思うと怖いし、自分でも気持ち悪いと思う。

「まい、早く入ろー!めっちゃおいしそう✧」

「うん!お腹空いてきちゃった」

「もう、食いしん坊なんだからぁ」

「それは葵もでしょ」

「そんなことないし〜」

「一日にポテチ三袋食べたのだーれだ?」

「ぐっ…」

こうやって軽口を叩き合うのがすごく楽しい。

まだ、好きって言えないな

言う必要も無いし。

私は葵の笑顔を見れるだけで幸せ。

「おいしー!!幸せの味だぁ」

「可愛いなぁ」

「ふふふ。そうだろう、そうだろう」

「ごめん、間違えた。今の取り消し」

「なぁんで〜〜〜???」

「あはは」

可愛いよ、葵は。

大好き。

「そういえば、蓮くんとはどうなの?」

「え…?」

「あれ?前、好きって言ってなかったっけ?」

「ああ、言ってたねそんなこと」

びっくりした?

好きな人が2人もいるって

4年生の時、葵のことが好きって信じられなくて、蓮くんが好きって思うようになったんだ。

自己暗示、みたいな?

人って思い込んでおけばそう思うようになるから。

前までは葵が好きってのを忘れて、蓮くん依存してた。

だけど、最近ある出来事があって葵が好きだって思うようになったの。

よくあるじゃん。

友達とする恋人ごっこ的な遊び。

マジで付き合いたいわ〜

じゃあ付き合う?

えー??

冗談だってwww

みたいな。

じゃれ合いって言うのかな。

6年生になったばっかの時に告白したんだよね。

葵に

『やっぱり、葵のことすきだわ〜』

『付き合ってほしい』

って言った。

『いいよ〜』

『ホント!?』

オッケーもらってすっごく嬉しかった。

やっと付き合えたって。

次の言葉を聞くまでは

『冗談だって〜ガチになんないでよ〜』

すごくショックだった。

今思えば、私も悪かったと思う。

帰り道の途中にウケ狙いで告ったとしか思えない告り方だった。

葵も悪気はなかったと思う。

それから、トラウマになって好きと言うのが怖くなった。

葵も思ってなかったと思う。

本当に恋愛対象として好きってこと。

「お~い?まいー??」

「現実逃避しないで!」

「あ、ごめん」

「で、どうなの!?」

「まあ、そこそこかな」

「もう〜もっとアピールしなよ」

「せっかくクラスメイトなんだから!近い存在なら捕まえないと!」

近い存在、か。

本当の好きな人ならすぐそこにいるんだけどね。

「分かった。頑張る」

「その調子!」

もっと葵に恋愛対象として見てもらうために

私、頑張るね。







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