王家の皆さん覚えていますか?辺境に追いやられた王太子の元婚約者です。
 セフィリアはふらつく足取りながらも自力でベッドを抜け出し、部屋の隅にある古びた机へと向かう。
 体は本調子ではなくても、心は妙に晴れ晴れとしていた。
「セフィリア様、まだお休みになっていないと」
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