思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「何言ってんだ? 随分前から、スラム街が薄暗くて近寄りづらい雰囲気なのは、改善されているはずだぜ?」
やはりこれは、精査する必要がありそうだ。
リベルラは慌てて書類の引き出しを開け、保管していた申請書の束を取り出す。
そして、それをまとめて彼に差し出した。
「2日に1度、くらいかしら……。何度も保留にしたのだけれど、申請が続いているのよ」
「差出人も、全部同じか」
「ええ」
「貴族の間では未だにスラム街は近寄りがたく、野蛮な野良犬の住処だと勘違いしてる奴が多いからな。きっと、対して確認もせずに承認されると思ってたんだろ」
あれだけ盛大に、ガルドラとの婚儀を執り行ったあとだ。
彼がスラム街の出身だと言う話は尾ひれがついて国中に回っている。
そんな状況でお粗末すぎるやり方をすれば、槍玉に上がるのは当然なのに――。
(一体何が、目的なのかしら……?)
これを機会にして、スラム街の治安維持へもっと目を配るようになってほしい?
それとも、不正を暴きたいのか……。
やはりこれは、精査する必要がありそうだ。
リベルラは慌てて書類の引き出しを開け、保管していた申請書の束を取り出す。
そして、それをまとめて彼に差し出した。
「2日に1度、くらいかしら……。何度も保留にしたのだけれど、申請が続いているのよ」
「差出人も、全部同じか」
「ええ」
「貴族の間では未だにスラム街は近寄りがたく、野蛮な野良犬の住処だと勘違いしてる奴が多いからな。きっと、対して確認もせずに承認されると思ってたんだろ」
あれだけ盛大に、ガルドラとの婚儀を執り行ったあとだ。
彼がスラム街の出身だと言う話は尾ひれがついて国中に回っている。
そんな状況でお粗末すぎるやり方をすれば、槍玉に上がるのは当然なのに――。
(一体何が、目的なのかしら……?)
これを機会にして、スラム街の治安維持へもっと目を配るようになってほしい?
それとも、不正を暴きたいのか……。