ただいまヒロイン代理中!
「でも、送信済みフォルダに小説が残ってるんです」

 気を取り直して、もう一度先生に食い下がった。

「それに、先生は『お前は俺の女だ』とか、『お前に拒否権なんてないからな』っていう、俺様全開なセリフを書いてましたよね? この小説のヒーローのセリフも、先生が書いていたのとまったく同じなんですよ!」

「なるほどね……」

 蒔田先生は、うんうんとうなずいた。

「でも、そういうセリフって、当時はすごく流行ってたんだよ。だから、たまたまその小説と、かぶっただけじゃないかな?」

「じゃあ、ペンネームの件はどうなんですか⁉ 名字が蒔田だから、『マイ』って付けたんじゃ……」

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