ただいまヒロイン代理中!
「あら? 天宮さん?」

 踊り場に差しかかったそのとき、廊下から声がかかった。

 ハッとすると、見慣れたボブヘアと白衣姿の香住先生が目に留まった。

 とたんに、ビビビッという電流が、私の頭の中で走った。

(そういえば、香住先生の下の名前は茉衣花だ……。だったら、先生がマイさんなのかもしれない!)

「香住先生、ストップ!」

 私は階段を転がるように駆け下りると、正面から蒔田先生にぐっと近づいた。

「わっ! いきなり何⁉」

「つかぬことをお聞きしますが……香住先生は、ケータイ小説を書いたことあります?」

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