ただいまヒロイン代理中!

第12章 思い出にするにはまだ早い

 待ちに待った、週末の昼下がり。私は、結城くんの自宅があるマンションにお邪魔していた。

 広くておしゃれなリビングに通されたあと、一人がけのソファに浅く腰をおろす。

 すると、目の前のローテーブルをはさんで向かいの席に座る女の人と目が合った。

「は、はじめまして! 天宮詩乃ですっ!」

「はじめまして。ちーくんの叔母の、小桜(こざくら)(まい)です。よろしくね」

 結城くんの叔母さんこと舞さんは、自己紹介をするなり、ふわっと花が咲くような笑顔を浮かべた。

 かっ、かわいい……! 笑顔が小動物みたいで癒される……。

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