ただいまヒロイン代理中!
「よう、屋上ぶり」

「あーっ! あのときの!」

 私の隣の席に座ったのは、屋上で『箱入り娘』呼ばわりしてきた、あの漆黒の髪の不良!

「キャアアアアアアアッ‼ 蓮様――っ‼」

 突然、クラスの女子たちが黄色い声で叫んだ。

 え、何? 蓮様? 蓮様って、もしかして――⁉

「あ……、あんたが蓮様なの?」

 私はこそっと隣の席の不良にたずねた。

「俺以外に誰がいるんだよ」

 やっぱりそうなんだ!

 どうりでクラスの女子たちが、目をハートにして不良こと蓮様に注目してると思ったんだよ!

 しかも、みんなして、私のことも羨ましそうにじーっと見つめてくる。

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