ただいまヒロイン代理中!
「十六夜美月さんだよね?」

 ハッとすると、見知らぬギャル3人組が、トイレの出入り口の前をふさぐように立っていた。

「ちょっと、一緒に来てくれる?」

 うわっ、笑顔が嘘くさっ!

 『にっこり』って効果音がつきそうなくらい笑っているけど、明らかに目が笑ってないよ!

 今まで見たことないこの人たちを怒らせた覚えはないけれど、原因ってもしかして、『アレ』……?

「ボサッとすんな! 早くしろ!」

「うわっ⁉」

 ギャルたちにあっという間に囲まれた私は、逃げられないように手首をつかまれ、そのままトイレから引きずり出されてしまった。

< 35 / 176 >

この作品をシェア

pagetop