ただいまヒロイン代理中!
 なっ、何ここ⁉ ゴージャスすぎるんですけど⁉

 天井には、大粒のクリスタルがキラキラ輝くシャンデリア。

 目の前にある長いダイニングテーブルの上には、香ばしい匂いが漂う、おいそそうなビーフステーキが置かれていた。

 他には、色鮮やかでつやつやした野菜のテリーヌや、バスケットに入った焼きたてのパン。

 カプチーノみたいにふわふわに泡立てたクリームが浮かぶスープに、持ち手の長いワイングラス。

 燭台までそろってて、まさに『お金持ちのディナー』って感じ。

 私の服装も、パジャマ代わりのヨレヨレTシャツとハーフパンツから、白いワンピースに変わっていた。

 これ、絶対に高級品だよね? シンプルなデザインなのにとてもお洒落で、生地がさらっとしてて着心地がいいんだもん!

 もしかして、本物の美月さんって、お……お嬢様なのかな⁉

< 85 / 176 >

この作品をシェア

pagetop