ただいまヒロイン代理中!
「総長、大変です!」

 いきなりドアがバンッと開いて、不良が一人、倉庫の中に転がり込んできた。

 ものすごくあわてているのか、額に玉のような汗がびっしりと浮かんでいる。

「何だよ、お前。騒々しい……」

「たった今、黒龍が接近してきました!」

 えっ……? 黒龍が、接近――……?

 ――ブォンブォンブォン‼

 遠くからバイクのエンジン音が、一気に鼓膜を震わせる。

 次の瞬間。バタンッ! という轟音とともに大きなドアが蹴り倒された。

 バタバタという足音を立てながら、大勢の人たちが倉庫の中へ雪崩れ込んでくる。

 あれは――、黒龍のみんなだ‼

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