満天の星空の下、君の温かさを見つけた
教室は静まり返っていて、人は一人もいない。

それはやりやすくていいのだが、一番うしろ、窓に近い左斜め後ろのわたしの席。
使われていないからか何か、傷一つない。

横にかけていた鞄を手に取り、廊下へ出る。
廊下も相変わらず静まり返っていて、校庭で野球部が練習をしている声が聞こえた。

そういえばもう、水曜日だな、と感じた。

水曜日は、平日の真ん中で、なんだか、中途半端だと思う。
こんな事を考えているのは、私だけだろう。

でも、それでいい。私だけの世界を、広げられれば、それでいい。

そう思って、家へ向かった。
学校の目の前と言えるほど近い私の家はマンションで、オンボロだ。
その代わりと言ってはなんだが家賃はすごく安い。
母子家庭やワケアリが多く住むマンションだ。

学校が建てられる前からあったマンションで
何十年も使われているらしい。

そう思うと、このマンションは、頑張ったのだな、とまた私だけの世界を広げそうになった。
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