白鳥さんは僕が勝たせる
「社会科」
クラス一の美少女で天才的に頭がいい白鳥さんが、不登校になった。
僕たちの敵の社会の女性の教師の田中先生が、休み時間に僕のところに来て、やさしそうな笑みを浮かべて、正解を叩きつけた。
「広田くん、課題やお知らせを白鳥さんに届けてくれる?広田くん、白鳥さんの家と近所って聞いたから」
田中先生は、僕たちの担任でもある。
「いいよね?」と田中先生は「黒田さんのほうがいいと思います」と言う隙を僕には与えない。
結果的に、僕は、白鳥さんに課題やお知らせを届けることになった。
だいたい、別に白鳥さんとは幼なじみでもないし、近所ってだけなのに、白鳥さんみたいな、かわいくて、かしこい人と何を話せばいいんだ。
少し考えてから、僕は、予備のノートを取り出して、通報先や相談先をノートにまとめた。
図書館で六法の本を借りたので、法律についても、ノートにまとめた。「録音するといい」と書いた。
僕も無駄だとは思うけど田中先生の音声をスマホで録音している。このノートを茶封筒に同封して白鳥さんの家のポストに入れよう。勝て

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