失恋した私を拾ったのは、大型犬男子な幼馴染でした
それでも――

元彼は、こんなふうに私を気遣ってくれたことは一度もなかった。

私が寝ていても起こすのが当たり前で。

料理も家事も、私がやるのが当たり前だった。

だからこそ。

陸斗の何気ない優しさが、やけに胸に残る。

比べるものじゃないと分かっているのに、どうしても比べてしまう。

そして比べるたびに、少しずつ気付かされるのだ。
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