PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
──湊くん、演技うますぎる。
この人、本気で役者もできるんじゃないだろうか。
「俺が湊を捨てるわけないじゃないか!」
なぜか、ひなたくんまで演技を始めた。
「……本当?」
湊くんは潤んだ目でひなたくんを見つめる。
「当たり前だろ!」
二人は真剣な表情のまま向き合っている。
──何、この茶番。
私は笑いをこらえるのに必死だった。
「もっと、感情込めて〜!」
雪くんが、まるで監督のように演技指導を始めた。
「そこはもっと切なくだよ!」
「お前、いつから監督になったんだ……」
湊くんは呆れながらも、思わずツッコミを入れる。
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