真実と裏切り。
「うっわ!あのシャンデリア蜘蛛いる!?」

「いやどこ見てんだよ!」

緑地くん、橙乃くん、紫垣くんの会話に青柳くんが頭を抑えた。

「お前らうるさい」

青柳くんがそう言うとコツ、コツ、コツと足音が聞こえ全員が口を閉ざす。

音があったのは2階から。

2階の手すりからスーツ姿のキッチリ整った服装の20代くらいの男性が現れた。

その男性は私達を見るなりにっこりと笑ったが、何故かその笑顔に恐怖を覚えた。

「こんにちは。桃川さん。黄鐘さん。紅煉さん。紺屋さん。緑地さん。橙乃さん。青柳さん。紫垣さん」

一人ひとりの名前を呼ぶ男性の声は落ち着いている。

「今から貴方がた8人には人狼ゲームをしてもらいます」

人狼、ゲーム・・・・・・。

「はぁ?誰だよお前。ていうか人狼ゲーム?遊んでる暇無いんだけど」

そう緑地くんが言うと男性はまた目を細めてにっこりと笑う。

「拒否権なんてありませんよ。逆らえばこのように」

笑顔で男性が右手を上げる。

その右手には赤黒い染料に染まったボロボロの服が。

「「「「「「っ!!!!」」」」」」

その服を見て私達は声を失った。

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