風呂場のスポンジが柔らかすぎる件について。


​「あ、ごめんね?ウソウソ!……あー、今日の晩ご飯なに?腹へったなー」



​そう言って照れ隠しにリビングへ戻ろうとした俺の袖を、瑠璃ちゃんがキュッと引っ張った。



​「……いいよ」


​「え?」


​「いいよ、キスしても」


​「え……」



​いいの?って聞き返すそばから、瑠璃ちゃんが目を閉じて待っている。


​ちょこんとそこにある小さな唇が、俺の理性をあっという間に崩していく。



​「瑠璃ちゃん……っ」



​たまらずリビングまで手を引いていくと、ソファになだれ込み、チュッと優しく触れるようなキスをした。


​甘くて、さっきのスポンジよりも柔らかい感触に、当然これだけじゃ満足するわけなくて……。

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