恋愛偏差値0.01。【完】
迅さんがいてくれたら、少し安心できるのに――。
「来ないよぉ♡」
凪くんは、あっさりと言い切った。
「えぇっ!?」
思わず声が裏返る。
「明日は美月と二人で遊ぶもん♡」
「あ、あれっ?」
ふと、一番大事なことに気付く。

「私、今日はどこで寝るんでしょう?」
「僕の隣っ♡」
「それは駄目です!」
思わず即答してしまった。
そう言った瞬間、部屋の入口に迅さんの姿が見えた。
けれど、凪くんはまだ気付いていない。

「僕のベッド広いから大丈夫だよぉ♡」
「そういう問題ではなく……」
「問題なんてないからっ!」
凪くんが胸を張って言い切った、その瞬間――。
ゴツン。
「痛い〜っ!」
いつの間にか後ろに立っていた迅さんのげんこつが、凪くんの頭に落ちた。

「問題しかないだろ」
迅さんは呆れたようにため息をつく。
「美月ちゃんは客なんだから、ちゃんと別に寝る場所を用意する」
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