恋愛偏差値0.01。ー恋愛初心者溺愛されますー【完】
45.一緒にいたい
凪くんは唇だけを淡々と動かす。
「面倒?」
迅さんは、手を額に置いて瞼を伏せた。
「なんていうか」
「なに?」
「……女癖がくそ悪い」
「ああね」
迅さんの視線が私に向けられる。
「飽きたら捨てて、はい次ってタイプなんだけど」
迅さんは、私に視線を向けたまま話を続ける。
「美月ちゃんには、やたらと執着してるんだよね。ちなみに、今は颯にしては長く付き合っている彼女がいる」
迅さんは、凪くんが両手で抱えているレジ袋に手を伸ばす。
おにぎりをひとつ手に取り、フィルムを剥がす。
「……腹減った」
凪くんは無邪気に笑いながら、おにぎりを差し出してきた。
私は凪くんからおにぎりを受け取る。
「……おにぎり。ありがとうございます」
フィルムを剥がすと、おにぎりをかじる。
「……凪。水取って」
迅さんがそう言うと、袋を持って移動した凪くんはミネラルウォーターを差し出す。
「凪。お前もちゃんと食え。細すぎる」
迅さんは凪くんを心配そうに見た後に、私に視線をずらし唇を開く。
「……美月ちゃん」
その視線に一瞬ゾクリとした。
目が逸らせない。
「……はい」
「……凪に心配掛けないで」
凪くんの身体がピクリと跳ねた。
「美月は悪くないから!」
「……凪。悪いけど少し黙って。 凪がおかしい事くらい分かるから」
「……私が悪いんです」
迅さんは溜め息を漏らし、こちらに刺すような視線を向けた。
空気が凍り付く。
「……そういう所だよ。 じゃあ、具体的にどうするつもり?」
「……あんまり、美月をいじめないで」
凪くんの拳が震えた瞬間、迅さんが凪くんを抱き締めた。
そのまま、抱え込むようにしてベンチに座る。
「……まじ、黙れって」
「……美月が居なくなったら、どうしてくれるの!?」
「面倒?」
迅さんは、手を額に置いて瞼を伏せた。
「なんていうか」
「なに?」
「……女癖がくそ悪い」
「ああね」
迅さんの視線が私に向けられる。
「飽きたら捨てて、はい次ってタイプなんだけど」
迅さんは、私に視線を向けたまま話を続ける。
「美月ちゃんには、やたらと執着してるんだよね。ちなみに、今は颯にしては長く付き合っている彼女がいる」
迅さんは、凪くんが両手で抱えているレジ袋に手を伸ばす。
おにぎりをひとつ手に取り、フィルムを剥がす。
「……腹減った」
凪くんは無邪気に笑いながら、おにぎりを差し出してきた。
私は凪くんからおにぎりを受け取る。
「……おにぎり。ありがとうございます」
フィルムを剥がすと、おにぎりをかじる。
「……凪。水取って」
迅さんがそう言うと、袋を持って移動した凪くんはミネラルウォーターを差し出す。
「凪。お前もちゃんと食え。細すぎる」
迅さんは凪くんを心配そうに見た後に、私に視線をずらし唇を開く。
「……美月ちゃん」
その視線に一瞬ゾクリとした。
目が逸らせない。
「……はい」
「……凪に心配掛けないで」
凪くんの身体がピクリと跳ねた。
「美月は悪くないから!」
「……凪。悪いけど少し黙って。 凪がおかしい事くらい分かるから」
「……私が悪いんです」
迅さんは溜め息を漏らし、こちらに刺すような視線を向けた。
空気が凍り付く。
「……そういう所だよ。 じゃあ、具体的にどうするつもり?」
「……あんまり、美月をいじめないで」
凪くんの拳が震えた瞬間、迅さんが凪くんを抱き締めた。
そのまま、抱え込むようにしてベンチに座る。
「……まじ、黙れって」
「……美月が居なくなったら、どうしてくれるの!?」