映えるキミと恋をする
一日、か。
……検索で出てくるような人でインフルエンサーと分かってる。
なら、何かあっても大丈夫なはずだよね。
怪しい人ではないと分かったなら尚更。
「は、はいっ。出来るだけ頑張りますけど、下手かもしれないので藤河さんが本当にそれでも構わないなら……ですけど」
「うん、いいよ。撮ってくれるだけで大丈夫だから。それと、藤河さんじゃなくて紫音でいいよ」
「え?……分かりました。なら、紫音さんで」
お礼で一日カメラマンをする話が決まったことで、互いの空いてる日を合わせ、紫音さんはファミレスのレシートの裏に待ち合わせ場所と時間を書いてくれた。
「ではでは、この日にこの場所でよろしくね」
「はいっ頑張ります!」
レシートを受け取って、別れの挨拶を済ました後、なんとなく振り返ってみたらまだ紫音さんがいて、手を振ってくれたから私も振り返した。