『隠れモテ美少女と俺様王子の365日同居生活。〜学校一の俺様王子は、裏でモテすぎてるらしい私を絶対に離さない〜』
防音壁に囲まれた、狭い2人きりの空間。

陸くんが「よろしくな、結愛。じゃあさっそくマイクのテストしよっか」と気さくに話しかけてくれて、

私は「うん、よろしくお願いします」と真面目に機材の前に座る。

陸くんは機材をいじりながら、ふっと私を振り返って微笑んだ。

「結愛ってさ、いつも一生懸命で真面目だよな。……そういうとこ、クラスの男子みんな『可愛い』って言ってるの、知ってた?」

「え……っ?」

不意打ちの言葉にドクン、と心臓が跳ね上がる。

驚く私との距離を詰めるように、陸くんは椅子の背もたれに手をかけて、じっと私の顔を覗き込んできた。

その目は、ただの友達に向けるものじゃない、明らかに私を『女の子』として意識している男の子の目だった。

「かく言う俺もさ……ずっと結愛のこと、気になってるんだよね」

「ひゃっ……!?」

至近距離でさらっと囁かれた告白に近い言葉に、私の頭は一気にパニックになる。

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