最強なんかじゃないっつってんだろ💢
消え入りそうな、泣き出しそうな、綺羅の声。


私の隣でうるさいくらいに笑っていたあいつが、
そんな弱々しい声を出すなんて、絶対にあり得ない。


ドクン、と心臓が激しく脈打つ。


身体が勝手に動く



私はそいつらの間に、無言で割り込んだ


綺羅を自分の背中に隠すように。


「あ?何この女、どいてよ」


「どくわけねぇだろ」

怒りで、口調が『俺』に戻りそうになる。


その時


「水鈴、大丈夫、だいじょうぶだから」

< 113 / 136 >

この作品をシェア

pagetop