真面目だけが取り柄の聖女候補ですが、今日から頑張るのをやめます!

第二章 公平ってなに?

「ガーディオ様、おはようございます!
数日間もお休みをいただき、ありがとうございます。体調もすっかり回復しましたので、本日から張り切って勉学に勤しみますので、どうかこれからもよろしくお願いいたします」

久しぶりの講義。
しっかり準備を整えて早めに講義室に入っていた私は、時間ピッタリに訪れたガーディオに直立で挨拶した。
怒鳴られたショックはまだ少し残ってるけど、居眠りした私が悪いんだもんね。
心機一転、切り替えて勉強を楽しむんだ!

なお、今日も私服を着ている。重たい法衣はもうやめやめ!
気分を上げるために、お気に入りの淡いブルーのワンピースにした。髪はおだんごにまとめて、ガラスの装飾がついたヘアアクセサリーで止めている。

ガーディオは面食らった表情をしていた。
そうだよね。いきなりのキャラ変だもんね。
でも、実はこっちが本当の私。
聖女候補として模範であるべきと頑張ってきたけど、本当は堅苦しいのは苦手なんだ。

「…ああ…体調が回復されて良かったです。より一層勉学に励んでください…」

ガーディオは若干引き気味に、でも礼儀を忘れず定型的な返事をしてくれた。
視線を感じて振り向くと、ミルティーヌがポカンとした顔で私を見ていた。
あはは…驚くよね、別人みたいで…。
ちなみに、今日の彼女は、クリームイエローでひざ丈の簡易ドレスだ。
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