真面目だけが取り柄の聖女候補ですが、今日から頑張るのをやめます!【完】
第五章 国を守るってなに?
エリオット様に泣きついたあの夜から、私の腹は決まった。
私はエリオット様のことが好き。
でも、聖女候補である以上、この気持ちは封印しなければならない。
そして、聖女候補として、真剣に努力をしなければならない。
一度は投げ出した義務と責任を、もう一度背負う覚悟を決めた。
もう逃げない。
翌日の午後、実技指導が終わったタイミングで、私は意を決してミルティーヌに声をかけた。
「ミルティーヌ様。少しだけ、お時間をいただけませんか?」
ミルティーヌは露骨に嫌そうな顔をして、私を一瞥した。
「私は忙しいのですけれど」
私に背を向けるミルティーヌ。
そうだよね。不真面目な聖女候補との会話なんて、ミルティーヌにとっては無駄な時間だよね。
でも、このままにはしておけない。
「あの日、ミルティーヌ様が仰った言葉について真剣に考えました。
その答えを、あなたにお話ししたいんです」
ミルティーヌの動きが止まり、ゆっくり振り向いた。
「…10分だけですわよ」
わざとらしいくらい大きなため息をついてから、ミルティーヌは渋々頷いてくれた。
私はエリオット様のことが好き。
でも、聖女候補である以上、この気持ちは封印しなければならない。
そして、聖女候補として、真剣に努力をしなければならない。
一度は投げ出した義務と責任を、もう一度背負う覚悟を決めた。
もう逃げない。
翌日の午後、実技指導が終わったタイミングで、私は意を決してミルティーヌに声をかけた。
「ミルティーヌ様。少しだけ、お時間をいただけませんか?」
ミルティーヌは露骨に嫌そうな顔をして、私を一瞥した。
「私は忙しいのですけれど」
私に背を向けるミルティーヌ。
そうだよね。不真面目な聖女候補との会話なんて、ミルティーヌにとっては無駄な時間だよね。
でも、このままにはしておけない。
「あの日、ミルティーヌ様が仰った言葉について真剣に考えました。
その答えを、あなたにお話ししたいんです」
ミルティーヌの動きが止まり、ゆっくり振り向いた。
「…10分だけですわよ」
わざとらしいくらい大きなため息をついてから、ミルティーヌは渋々頷いてくれた。