最下位特待生は、学園トップ4の家庭教師になりまして。

トップ4の家庭教師になりまして

私には、友達がいない。

……正確には、できない。

友達なんて必要ない――なんて、

残念ながらそんな格好いい考えを持っているわけじゃない。

むしろ、

「今日のお昼、一緒に食べない?」

なんて、気軽に声をかけられる人がいたらいいなと思っている。

でも、どうしてもタイミングが分からない。

話しかけようと思っても、

「あの……」まで言って終わってしまう。

そんなことを繰り返しているうちに、いつの間にか私は――

『孤高の特待生』

なんて呼ばれるようになっていた。

……いや、待ってほしい。

「朝比奈さんって、誰とも群れないよね」

以前、クラスメイトがそう話しているのを聞いた。

………いやいや、群れたいです。混ぜてください

でもそんなことを言える勇気もなくて、

今日も私は一人で廊下を歩いていた。

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